平素より温かいご理解と多大なご支援に感謝申し上げます。このたび、皆さまからご寄贈いただきました6,001個のランドセルと数多くの文房具が、アフガニスタンのジャララバード市内にあるアフガン医療連合センターの倉庫に無事に搬入されましたことをご報告をいたします。
今年度の「ランドセルは海を越えて」の活動も、パートナーであるアフガン医療連合センター(アフガン医療連合・アフガニスタン復興計画センター:United Medical Center for Afghans and Rehabilitation Program for Afghanistan、以下、アフガン医療連合センター)の協力によりナンガハール州ゴシタ郡でランドセルの配付が予定されています。
この活動は2004年から2025年まで22年間にわたり毎年継続しており、アフガニスタンに寄贈したランドセルの累計は169,383個となりました。アフガン医療連合センターは、現地情勢が困難な中においても途切れることなく現地の学童にランドセルを配付をおこなってきました。日本の皆さま一人ひとりの思いが込められた心温まるランドセルは、現地の学童のみならず、子どもたちの学びの機会を広げようとする地域の人々への心強い励ましとなり、未来への希望となっています。
以下の日程と道のりでランドセルは日本を出発し、アフガニスタンのジャララバードに到着した経緯をお伝えいたします。引き続き、皆様のご理解と温かいご支援を賜りたく心よりお願い申し上げます。
現地でランドセルが配付されるまでの流れ
5月17日 ランドセルは横浜港を出航しました。
6月20日 ランドセルはパキスタン・カラチ港に到着しました。
7月2日 ランドセルはカラチからアフガニスタンに向けて内陸輸送を始めました。
7月8日 ランドセルはパキスタンとアフガニスタン国境のトルクハム税関を通過しました。
7月10日 ランドセルはアフガニスタンのジャララバードに到着しました。
9月3日 ランドセルはアフガン医療連合センター)の倉庫に保管されています。
10月19日 ランドセルを現地で配付開始しました。
横浜港に停泊中のインターエイシア・トランセンドV.S007号(INTERASIA TRANSCEND V.S007号)にランドセルが積み込まれました。5月17日に横浜港を出航し、12,000キロの航海でパキスタン・カラチ港に向かいました。ランドセルは、途中、マレーシアのクランタン・ノース港(Klantan North Port) でカラチ向けの船舶に積み替えられました。
ランドセルはカラチ港に到着後、パキスタン政府と在カラチのアフガン領事館の通関手続きを経て、パキスタンとアフガンとの国境のトルクハム税関に向かいました。写真はカイバル峠の様子です。
ランドセルはパキスタン軍が管理するナショナル・ロジスティクス公社(NLC:National Logistics Corporation)の監視の下で、カラチからジャララバードまでトレーラーで運ばれました。写真は、パキスタンとアフガニスタンの国境にあるトルクハム税関の様子です。
ランドセルはカラチから1800キロ以上の内陸輸送で、アフガニスタンのナンガハール州の州都ジャララバードまで無事に運ばれました。アフガン医療連合センターの現地事務所はジャララバードにあります。ランドセルは途中、パキスタンの大河であるインダス川沿いを北に向かって移動しました。
今年8月の大雨で、インダス河流域は氾濫しカラチは大洪水となり大きな被害と混乱が発生しました。過去には、インダス河流域の大雨による氾濫で、道路と橋が流され、ランドセルの内陸輸送が1か月間以上、止まったことがありました。
ランドセルを積んだコンテナは、ジャララバード市内の保税倉庫に到着しアフガン政府の通関手続きを経て、
アフガン医療連合センターに引き渡されました。
コンテナの扉を開き、段ボールにランドセルが入っていることを確かめました。
アフガン医療連合センターは、日本の支援者から贈られたランドセルと学用品が入った段ボールを確認しました。
アフガン政府の治安上の規制で、ジャララバード市の郊外でコンテナから段ボールに入った
ランドセルを取り出し、別のトラックに積み替えました。
アフガン医療連合センターの倉庫へランドセルを搬入するために、トラックは狭い通路を進入しました。
横浜港出航から45日間の航海と内陸輸送で、ランドセルはアフガン医療連合センターの倉庫に届きました。
アフガン医療連合センターの倉庫の前でランドセルの荷下ろしが始まりました。
現地で待っていた作業員により、ランドセルの荷下ろしが始まりました。
段ボール一箱には8個のランドセルが入っています。一人で3箱の段ボールを運ぶのは大変です。
ランドセルはアフガン医療連合センターの倉庫に無事に搬入されました。
そして、ランドセルが詰まった段ボールは丁寧に積み上げられました。
アフガン医療連合センターの倉庫へのランドセル搬入作業は、7月10日午後9時20分に無事に終わりました。アフガニスタンの学校の新学期は9月から始まっており、10月19日からナンガハール州ゴシタ郡(Goshta District)の学童にランドセルと学用品の配付を開始しています。
4月5日(土)、今年22回目となる「ランドセルは海を越えて」のランドセルの旅立ち準備を横浜市内の倉庫で行いました。
これまでに16万個を超えるランドセルが海を渡り、アフガニスタンの子どもたちにプレゼントされました。
今年は約6,200個のランドセルをお送りいただき、クラレ新入社員やクラレ社員ボランティアとその家族の方々、クラレ社員でもある女子スキージャンプ選手の髙梨沙羅さんなど、約200名がランドセルの開梱、検品、学用品の振り分け、箱詰めをしました。
ランドセルや学用品を寄贈いただいた皆様、ありがとうございました。
準備を終えたランドセルは5月下旬に横浜港を出発し、パキスタン・カラチ港を経由してアフガニスタン・ナンガハール州の州都ジャララバードに向けて陸送されます。
秋ごろから順次、アフガニスタンの子どもたちにプレゼントできる予定です。
これからもランドセルの輸送・配付の情報をこちらのWebサイトにてご報告させていただきます。
髙梨沙羅さん、新入社員と社員ボランティア約200名でランドセルの旅立ち準備を行いました。
送られてきたランドセルを開梱し、ランドセルと文房具に仕分けます。
アフガニスタンで取材・撮影活動をしている写真家の内堀タケシさんによるパネルトークを行いました。
新入社員も真剣に聞き入っています。
皆さんから送られたランドセルは山を成すほどになりました。
破損や汚れがないか、宗教上の理由でアフガニスタンに送れない豚革が使われていないか、一つずつ丁寧に確認します。
検品したランドセルを、輸送用の箱に入れていきます。
送られた文房具も、種類別に仕分けをします。
箱詰めされたランドセルは、この後コンテナに積まれて出港を待ちます。
皆さまから寄せられた「ランドセルの想い出」をご紹介させていただきます。
想い出作文集2025年はこちらから
たくさんのご応募ありがとうございました。全国の皆様からお送りいただいたランドセルは、検品作業を行なったあと日本を出発します。秋にはアフガニスタンの子どもたちにプレゼントできる予定です。
今後も当ホームページにて活動内容をご報告いたします。
2004年からスタートした本キャンペーンは全国の皆様からご賛同いただき今年で22年目を迎えました。
昨年までに16万個以上の使用済みランドセルが海を越えて、アフガニスタンの子どもたちにプレゼントされました。
一部でも豚革が使用されているランドセルは宗教上の理由からアフガニスタンに送れませんのでご注意ください。
ランドセルのご応募に関しまして、詳しくは「応募について」をご覧ください。
https://umigoe-randoseru.com/about.html
ランドセルの受付は募集個数に達し次第、締め切らせていただきますので、早めのご応募をお勧めいたします。
皆様からのご応募をお待ちしております。
4月5日(土)、今年22回目となる「ランドセルは海を越えて」のランドセルの旅立ち準備を横浜市内の倉庫で行いました。
これまでに16万個を超えるランドセルが海を渡り、アフガニスタンの子どもたちにプレゼントされました。
今年は約6,200個のランドセルをお送りいただき、クラレ新入社員やクラレ社員ボランティアとその家族の方々、クラレ社員でもある女子スキージャンプ選手の髙梨沙羅さんなど、約200名がランドセルの開梱、検品、学用品の振り分け、箱詰めをしました。
ランドセルや学用品を寄贈いただいた皆様、ありがとうございました。
準備を終えたランドセルは5月下旬に横浜港を出発し、パキスタン・カラチ港を経由してアフガニスタン・ナンガハール州の州都ジャララバードに向けて陸送されます。
秋ごろから順次、アフガニスタンの子どもたちにプレゼントできる予定です。
これからもランドセルの輸送・配付の情報をこちらのWebサイトにてご報告させていただきます。
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